2018年6月 8日 (金)

消炎鎮痛薬の腎臓への障害について:発汗による脱水が危険です

近年は処方箋なしでも街の薬局で(薬剤師さんと相談の上で)購入出来る非ステロイド性消炎鎮痛薬(商品名ロキソニン、ボルタレンなど、以下NSAIDsと記します)の副作用でまず挙げられるのは胃腸障害ですが(こちらをご参照ください)、同様に留意すべきなのが腎臓への作用です。

元々NSAIDsには腎臓への血流を抑制し、また腎臓自体への作用により、尿の産生と排泄を抑制する傾向があります。
気温の上昇や運動による発汗の増加で脱水傾向になった場合、尿を介しての老廃物排出が抑制されがちになりますが、NSAIDsはこれを増強してしまいます。
よって特に暑い季節や激しい運動時にNSAIDsを過剰摂取することは、生命の危険に至り得る行為と言っても大げさではありません。
健康な若年者でも、内服NSAIDsの定められた量を超えて摂取することは控えるべきです(こちらもご参照ください)。

また高齢者の場合は、老化により腎臓の機能が低下傾向にあるため、脱水を伴わなくても下肢のむくみや尿量の低下などに始まる腎障害を呈しやすい状況にあります。
ゆえにNSAIDsの利用は痛みの強い間にとどめるべきです。
但し一回の使用量を減らすと鎮痛効果が不十分なため、結果的に使用回数を増やしてしまう可能性があるので、一回の使用量は通常量とし、使用間隔を空けたり回数を減らすことが望ましいです(腎障害で通院加療中の方は主治医にご相談ください)。

2018年6月 1日 (金)

2018年7月の臨時休診

学会のため、7月は下記の如く臨時休診となります。ご了承お願いします。

7/14(土)午後〜16(月=祝)

2018年5月18日 (金)

日曜の診療について:待ち時間が長くなっています

毎年春から夏にかけては外傷の初診患者さんが増えるなどにより、当院は診療の待ち時間が長くなる傾向があります。
特に昨年以降は日曜の診療が混雑しがちです。
先月以降はその傾向が顕著であり、特に初診患者さんが多い日には、受付手続き後に診察室からお呼びするまでに二時間以上を費やす場合があります。
ご了承をよろしくお願いします。

2018年5月 7日 (月)

外用剤による光接触皮膚炎:使用部位は4週以上被覆を

ケトプロフェン(薬効成分名)を含有した外用剤(湿布や塗り薬:商品名モーラスなど)による、使用した部分の皮膚が日光(紫外線)が当たることで発赤する副作用が近年知られており、薄着の季節、特に春から夏にかけては発生頻度が多くなるそうです。

腕や足などの確認しやすい部位の場合には発見が早いですが、背中や腰の場合には遅れることがあります。
異常を感じた場合には処方された医療機関に必ずご相談ください。
皮膚変化が強い場合には皮膚科での治療を要します。

発症を避けるため、これらを使用中は皮膚を衣類などで覆ってください。
また使用直後でなくても発症する場合があるので、使用後最低でも4週間は日光に直接当てないように気をつけてください。
なおケトプロフェン以外の薬効成分を含有した外用薬でも発現例がありますので、これは他の外用薬でも守ることが望ましいと考えます。

ご家族など他人から医師や薬剤師に無断で譲り受けた外用剤による発現例が散見されているようです(他の副作用も同様です)。
処方された薬剤は本人専用であることを忘れないようにお願いします。

2018年4月30日 (月)

2018年6月の臨時休診

6月は下記の如く臨時休診させていただきます。

6/3(日)
6/24(日)

2018年4月13日 (金)

足の水虫について:気づいたら即診察を

以前からお伝えしているように(こちら=過去の記事)、当院では足や足の爪の白癬(水虫)の治療を行っています。
軽〜中症のうちであれば外用薬で加療ができる場合が多いので、当院で処方や経過観察が可能です。

一般的には、治療開始のタイミングは「気づいたら即受診」です。足や爪の様子がおかしいと気づいた時点で、皮膚科や当院のように足の疾患を診てもらえる医療機関を受診してください。
感染したままの状態で様子を見ていても自然軽快はほとんど期待できず、一生涯にわたり感染したままの状態となります。
長期にわたり罹患している高齢者が施設に入所して、施設の職員や備品を介して(施設側も十分気を付けていますが完全な予防は不可能)、他の入所者にうつる場合もあります。

是非お気軽にご相談ください。

2018年3月23日 (金)

2018年4月下旬〜5月の臨時休診

2018年の大型連休〜5月は、下記の如くお休みさせていただきます。
なお前回のお知らせと一部重複しますが、変更はありません。

4/29(日=昭和の日)〜30(月=振替休日)
5/3(木=憲法記念日)〜6(日)
5/23(水)午後〜25(金):学会参加のため

2018年3月10日 (土)

湿布かぶれ予防には乾燥肌対策を

湿布薬は全身性の副作用を避けながら局所の痛みを抑制する有効な手段ですが、使用後の皮膚トラブルが不可避です。
これを避ける有効な手段の一つが、皮膚の乾燥を避けることです。

外からの刺激を避ける皮膚のバリア機能は、乾燥状態では機能が低下することが知られています。
湿布薬による刺激も、バリア機能が低下すると炎症の原因になります。

乾燥肌を避けるためには、入浴後などに尿素など保湿成分を含んだクリームなどの外用薬を使用する(一般には市販薬で十分対処可能です)、室内の湿度を調節する、こたつなど熱源による刺激を長時間加えない、などの対策が必要です。

なお保湿薬と湿布薬を同一部位に併用する場合には、入浴後にまず保湿薬を塗布し、十分に乾いてから湿布薬を貼付するようにしましょう。

2018年3月 3日 (土)

手の外傷時には指輪を外しましょう(再掲)

(2010/9/11の投稿記事を再掲します)

打撲や捻挫、出血を伴う傷を負った場合、創部に限らずその周囲にまで腫れが及ぶことが珍しくありません。
このような外傷の患者さんでよく見かけるのは、例えば手首が腫れて動かせない状態で、指輪がつけたままになっており、指がむくんで抜けない、というものです。

指が腫れると、指輪が普段以上に指に対して細くなるため、石鹸をつけるなどしても抜けず、やむなくリング部を切断して除去する場合もあります。
もちろん抜かずに放置しておくと、指の血管や神経を圧迫したままにするため、障害を残すことになりかねません。

後遺症を避けることと、大切なアクセサリーを守る意味でも、外傷を負った場合はすぐに指輪などのアクセサリーを除去しましょう。
また外傷がなくても、循環および神経障害を避ける意味でも、就寝時などは常にアクセサリーを外すことをおすすめします。

2018年2月25日 (日)

2018年4月〜5月上旬の臨時休診

4月〜大型連休中の臨時休診日をお知らせします。
週末のお休みが多いことをお詫びします。

4/1(日)
4/15(日)
4/29(日=昭和の日)〜30(月=振替休日)
5/3(木=憲法記念日)〜6(日)

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