2019年3月 9日 (土)

腰が曲がると転倒の危険性がアップします

骨粗鬆症を伴う高齢者の転倒および骨折は、高齢者の増加とともに社会問題となっています。
骨粗鬆症の進行や骨折を未然に防ぐ研究や取り組みは多数なされていますが、姿勢特に背骨が前に曲がることで転倒や骨折の危険性が増すことが指摘されています。

体幹を支える背筋力が低下すると、徐々に背骨が前に曲がっていきます。
最初は上半身(胸椎=肋骨がついた背骨)が曲がりますが、進行すると腰椎(骨盤に近い背骨)まで前に曲がっていきます。
腰椎まで前に曲がると、転倒の危険性が増大することがわかっています。

すでに背骨の変形が進行傾向にある場合は、骨粗鬆症の積極的な治療や、筋力低下の予防のために可能な範囲での運動を行うのが望ましいです。
スクワットは下半身の筋力低下予防には行いやすい運動ですが、椅子に座って机に手をついて立つ座るを繰り返すだけでも一定の効果が期待できます。

若年者においては、早期から背骨の変形を予防する必要があります。
普段から猫背を避け、体幹をまっすぐに維持するよう心がけること自体が、体幹を支える筋肉トレーニングになりますので、積極的に施行しましょう。

2019年3月 1日 (金)

2019年4月の臨時休診

本年4月〜5月初旬は下記の如く休診いたします。ご了承お願いします。

4/14(日)
4/29(月=祝)〜5/6(月=祝)

2019年2月 8日 (金)

肋骨の疲労骨折

高卒二年目のプロ野球選手が第一肋骨の疲労骨折で離脱した、というニュースが先日ありましたが、肋骨の疲労骨折自体は決して珍しいものではありません。

一般に知られるところでは長引く咳によるものやゴルフスイングによるものが挙げられます。

いずれも肋骨に頻繁にストレスがかかることに起因します。

診断はX線写真では他の肋骨に重なって判別しにくい場合が多いので、問診や症状から判断することになります。

CTや超音波では、発生初期などにX線以上に判断しやすいことも多いですが、肺のダメージが疑われる場合などを除いて、疲労骨折の有無を判断するために行うのは費用の面などから現実的ではありません。

治療はバストバンドなどによる患部の安静、消炎鎮痛薬の使用、そして何より原因の除去が大切です。

なお文頭の第一肋骨疲労骨折は、運動負荷が高い人で頚部〜背部の痛みを運動時や動作時に訴える場合に起こりえますが、他の部位以上にX線写真での診断が難しいです。

上記症状で医療機関を受診して診断がつかなくても、同骨折が存在する可能性は否定できませんので、痛みなどの症状がある間は増悪させるような動作や運動を控えるべきでしょう。

2019年2月 1日 (金)

2019年3月の臨時休診

3月は以下の如く休診いたします。ご了承お願いします。

3/2(土)午後〜3(日)
 ※2(土)は診療受付を午前11:00で終了します。
3/20(水)午後
3/31(日)

2019年1月15日 (火)

院長都合による臨時休診のお知らせ

急で申し訳ありませんが、院長都合により下記の如く臨時休診といたします。
ご了承お願いします。

2019/1/16(水)〜18(金)

2019年1月11日 (金)

側弯(そくわん)症疑いと指摘されたら:必ず整形外科受診を

平成28年度から学校における運動器検診が施行されており、これにより整形外科受診を勧められる小・中学生が増えています。
当院で多いのは扁平足と側弯症の疑いの方です。今回は後者について述べます。

脊椎(頸椎〜腰椎)は元々前後方向にカーブを描いていますが、左右方向には真っ直ぐであるのが理想的です。これが理由なく曲がり、また前後方向のカーブも変わってしまうのが(特発性)側弯症です。

検診では前屈時の背中の傾きを確認します。
医療機関では診察やレントゲン撮影を行い、姿勢の問題として容易に矯正できない側弯症の存在の有無を確認します。

軽度であれば積極的な治療は不要ですが、一定以上の変形が認められる場合には装具の作成や、手術の相談が必要になります。
これは体の柔軟性などの問題に限らず、呼吸機能の発達抑制など生命に関わる部分に影響するためです。
一般的には若年期かつ程度が強いほど治療の必要性が増し、身長の伸びが止まっていこうは進行しにくいと言われていますが、後者については絶対ではないという意見もあります。

重度の側弯症が頻繁に見つかるわけではありませんが、軽症であっても年1〜2回の経過観察を要することが多いです。該当年齢のお子様がもし指摘された場合には、早めに整形外科の受診をお勧めします。

なお巷では側弯症の治療を謳う、医師以外の職種の方が施術を行う施設があるようですが、側弯症は整体やマッサージでの治療効果は学会などにおいて報告されておりませんので、ご留意をお願いします。

2019年1月 5日 (土)

2019年2月の臨時休診

本年も当院をよろしくお願いします。
2月の臨時休診を記します。

2/10(日)、11(月=祝)

2018年12月 9日 (日)

平成30年度インフルエンザワクチン接種について:予約受付を終了します

今年度のインフルエンザワクチン接種の予約受付は、昨日12/8(土)をもって終了させていただきました。ご了承をよろしくお願いします。

2018年12月 1日 (土)

2019年1月の臨時休診

本年末〜来年1月は下記の如く臨時休診いたします。

12/28(金)午後〜1/4(金)
1/13(日)〜14(月=祝)
1/30(水)午後

2018年11月17日 (土)

膝関節に水が溜まった場合:抜いても癖になりません

膝関節の痛みを訴える患者さんに、時々関節が腫れて中に水が溜まっている場合があります。
原因としては急な運動量の増加による負担、変形性関節症(加齢や外傷後の関節変形)、痛風や関節リウマチなどの内因性疾患、近年では稀ですが細菌感染などがあり、診察による鑑別が必要です。
高齢者の増加により、原因なく関節が腫れる偽痛風を診ることも最近増加しています。

診断をつけるにはX線写真をはじめとする画像検査や内因性疾患の鑑別に用いる血液検査だけでなく、膝関節に針を刺して溜まっている液体を抜き、内容物(菌や結晶など)の検査を要する場合があります。
なお痛風では尿酸ナトリウム、偽痛風ではピロリン酸カルシムの結晶が検出されます。

時々患者さんから「膝の水を抜くのは癖になるのでよくない」と言われますが、実際には抜いたために余計に腫れることはありません。
水を抜かないでおくと、腫れた関節をあまり使わなくなるので、周囲の筋力が落ちる可能性が高いです。
また腫れるほど増えた関節内の液体には、炎症や関節軟骨を壊す成分が多く含まれていますので、放置することはデメリットが大きいです。

毎日のように針を刺すのは、滅菌操作を十分に行っても針を刺すことによる感染のリスクを増やすので好ましくないのですが、関節内の水は放置せず、関節が腫れる原因を調べて適切な治療や対処を行うことが大切です。

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