2017年7月19日 (水)

湿布薬など外用薬による皮膚の炎症について

湿布薬など皮膚に塗って使用する薬剤は使用が簡便ですが、最も生じやすい副作用がかぶれなどの皮膚の炎症です。

医学的な原因は物理的刺激によるものとアレルギー性のものがあります。
薬剤を使用した部位に皮膚の変化が限局していれば前者、使用部位以外に波及していれば後者の可能性が高いです。一部湿布薬の日光による過敏症は後者に当たります。

皮膚に異常が生じた場合には薬剤の使用を止めて、早期に処方された医療機関にご相談いただくのが望ましいですが、それが難しい場合や処方元ではない皮膚科を受診される場合には、使用した薬剤がわかるもの(湿布薬の外装やお薬手帳など)を必ずご持参ください。

早期の医療機関受診が叶わずに市販の外用薬を使用する場合には、薬剤師にご相談の上での選択使用が望ましいです。
また使用前にカメラで患部の写真を撮影しておき、後日医療機関を受診時に医師に見せていただくと診断の手助けになりますので、強くお勧めします。

なお外用薬には湿布薬などの患部局所に使用する目的のものだけでなく、皮膚から吸収させて全身に効果を及ぼすものがあります。
この場合は安易な使用中止は全身状態の悪化を呈する場合がありますので、貼付部位を変えて使用した上で処方元の医療機関に速やかにご相談ください。

2017年7月 3日 (月)

2017年8月の臨時休診

8月は下記の如く臨時休診いたします。
ご了承お願いします。

 8/11(金) ※8/10(木)と連休
 8/13(日)〜17(木)

2017年6月18日 (日)

薬の副作用:眠気に注意(再掲)

先日有名タレントさんが、入浴後に抗アレルギー薬や入眠剤を服用して自動車を運転した、という報道がありました。皆様十分にご注意ください。
過去の当ブログを再掲します。
(以下は2012/5/11の記事を一部改変したものです)

居眠り運転による交通事故は昔から後を絶ちませんが、薬剤の副作用による眠気には、医療機関での処方でも市販薬であっても、十分な注意が必要です。

抗アレルギー薬や不眠症などに用いられる睡眠薬は言わずもがなですが、整形外科でよく処方されるものでは、筋肉の緊張を緩和する内服薬や、しびれなど神経由来の症状や従来の鎮痛薬では改善されない痛みに処方される内服薬によって、眠気が生じる場合が多いです。

前者は肩こりや腰痛による筋肉の緊張緩和でよく処方されますが、同一の薬剤が不眠症の治療に用いられる場合もあるくらいで、日中も起きられないくらいの場合があります。
後者は最近広く処方されるようになった薬剤で、夕食後のみ内服しても起床後に眠気が消えないケースをよく認めます。


個人差はかなりありますが、これらの薬剤を使用した場合は、自動車の運転を控えるなど、十分な注意が必要です。
またこれら以外の薬剤でも、「眠くなりにくい」ことを謳っているアレルギー性鼻炎の内服薬であっても、絶対に眠気が生じない、ということは皆無です。
体調を崩して薬剤を使う場合は、眠るなど「体を休める」ことが求められてる、という認識を持ちましょう。

2017年5月31日 (水)

2017年7月の臨時休診

学会出張などのため、下記の如く臨時休診いたします。

7/1(土)
7/16(日)〜17(月=海の日)

2017年5月27日 (土)

関節リウマチと歯周病

関節リウマチは原因不明の全身炎症性疾患ですが、以前から歯周病との関連が予想されていました。
歯周病の治療でリウマチの症状が軽快した事例が過去に報告されていますが、我が国の成人における歯周病患者は80%と言われており、相関関係は明確ではありません。

近年、リウマチに関係する検査がより詳細になり、歯周病との関連をこれまでより明確に示唆する研究報告がなされるようになりました。
歯周病の原因菌のうち特定の一種が体内のタンパクに作用することで生じる変化が知られており、これを認知する血液検査項目にリウマチ患者に特異性が高いものがあり、ここから両疾患の相関が予想されています。

リウマチの治療は生物学的製剤の実用化により、早期発見と適切な治療で重症化を防げるようになりましたが、さらなる治療法の進化や予防が可能かもしれません。
また歯周病の関連の可能性は、日頃の歯磨きなど口腔内ケアの重要性も示唆していますので、侮らないようにしましょう。

2017年4月30日 (日)

2017年6月の臨時休診

6月は下記の如く臨時休診いたします。

 6/11(日)〜12(月)

2017年4月22日 (土)

こむら返り:予防には股関節を動かしましょう

就寝中や運動後に、ふくらはぎがつって痛くなった経験のある方は多数おられることと思います。
こむら返りと呼ばれるこの現象は、生じた際には慌てずに足関節を背屈(足首を上に曲げる)させて、ふくらはぎの筋肉をストレッチさせることで軽減します。
繰り返し生じる場合にはストレッチ指導や漢方薬などの処方がなされますが、原因究明と対策も必要です。

激しい運動の後に生じるものは、いわゆる筋肉疲労によるものです。
ストレッチや患部の休養はもちろんですが、水分やミネラルの補給も怠らないようにしましょう。
また運動時に足関節で地面を蹴る割合が増える、言い換えれば股関節があまり動かせていない、すなわち走行時に腿が上がっていない場合もあります。

明確な原因が不明な場合もありますが、特に高齢者や運動習慣に乏しい方の場合には、全身の筋力及び柔軟性低下のために歩行時に股関節が動かず、上述と同様にふくらはぎの筋力負荷が増えている可能性が推測されます。
歩行時に股関節を動かす、すなわち腿を上げるようにすることで、ふくらはぎの負担を減らして、こむら返りが起きにくいようにしましょう。

2017年4月 1日 (土)

2017年5月の臨時休診

大型連休及び学会のため、5月は下記の如く臨時休診いたします(前者は既報通りです)。

 5/3(水)〜7(日)
 5/17(水)午後〜19(金)

2017年3月 4日 (土)

消炎鎮痛薬の使用についての懸念:マラソンでの使用には危険あり

非ステロイド性消炎鎮痛薬(商品名ロキソニン、ボルタレンなど、以下NSAIDsと記す)は体の様々な部位からの痛みを緩和する目的でよく処方され、近年は医師の処方箋がなくても薬局にて購入できるものが増えています。

ドーピング検査のチェック対象外であるため、スポーツ選手が試合前に服用するケースも多々あるのですが、副作用を考えるとあまり望ましい行為ではありません。
特にマラソンのような長時間に体に強い負荷をかけ続ける種目の場合、鎮痛効果と引き換えに重大な副作用を発生する恐れがあります。

NSAIDsの副作用で有名なのは胃腸粘膜障害です。
粘膜保護作用を呈する物質の働きを抑制するため、そこに激しい運動時には発汗による脱水傾向が加わることで障害作用が増悪し、潰瘍の形成による出血の原因となりえます。

腎臓の血流を抑制する副作用はより重篤です。
発汗による脱水に加え、血流が下肢に集中して内臓が虚血状態となっているところに腎臓へ更に負担を強いることになるため、血尿を始めとする腎障害の危険因子になりえます。

以上のように、脱水傾向が副作用を増悪させ、時には生命に関わる重篤な状態となりえます。
故にマラソンなど激しい運動時のNSAIDs、特に内服薬や坐剤の使用は慎重にすべきです。
中には鎮痛効果の増強を期待して、定められた量や回数を超えて用いるケースがあるようですが、上記のごとく生命に関わる副作用を生じかねないので、絶対に避けてください。

2017年3月 1日 (水)

2017年4月〜5月上旬の臨時休診

4月は下記の如く臨時休診とさせていただきます。

 4/16(日)
 4/29(土=祝)

また5月上旬も下記日程で臨時休診いたします。

 5/3(水=祝)〜7(日)

以上ご確認お願いします。

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