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2017年3月

2017年3月 4日 (土)

消炎鎮痛薬の使用についての懸念:マラソンでの使用には危険あり

非ステロイド性消炎鎮痛薬(商品名ロキソニン、ボルタレンなど、以下NSAIDsと記す)は体の様々な部位からの痛みを緩和する目的でよく処方され、近年は医師の処方箋がなくても薬局にて購入できるものが増えています。

ドーピング検査のチェック対象外であるため、スポーツ選手が試合前に服用するケースも多々あるのですが、副作用を考えるとあまり望ましい行為ではありません。
特にマラソンのような長時間に体に強い負荷をかけ続ける種目の場合、鎮痛効果と引き換えに重大な副作用を発生する恐れがあります。

NSAIDsの副作用で有名なのは胃腸粘膜障害です。
粘膜保護作用を呈する物質の働きを抑制するため、そこに激しい運動時には発汗による脱水傾向が加わることで障害作用が増悪し、潰瘍の形成による出血の原因となりえます。

腎臓の血流を抑制する副作用はより重篤です。
発汗による脱水に加え、血流が下肢に集中して内臓が虚血状態となっているところに腎臓へ更に負担を強いることになるため、血尿を始めとする腎障害の危険因子になりえます。

以上のように、脱水傾向が副作用を増悪させ、時には生命に関わる重篤な状態となりえます。
故にマラソンなど激しい運動時のNSAIDs、特に内服薬や坐剤の使用は慎重にすべきです。
中には鎮痛効果の増強を期待して、定められた量や回数を超えて用いるケースがあるようですが、上記のごとく生命に関わる副作用を生じかねないので、絶対に避けてください。

2017年3月 1日 (水)

2017年4月〜5月上旬の臨時休診

4月は下記の如く臨時休診とさせていただきます。

 4/16(日)
 4/29(土=祝)

また5月上旬も下記日程で臨時休診いたします。

 5/3(水=祝)〜7(日)

以上ご確認お願いします。

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