冬こそ足の確認と運動を
急に寒くなり、身体が気候に対応しきれずに体調を崩す方が少なくないと思います。
インフルエンザや新型コロナをはじめとする感染症が流行していますので、皆様お気をつけください。
さて整形外科、特に足の外科を診る医師としてこの時期に心配なのは、室内でも靴下を履くことが多くなるため、ご自身の足部、特に足趾を見る機会が少なくなることです。
最も危惧されるのは糖尿病など末梢循環および神経障害由来の病態の増悪ですが、健康な方や小児でも足趾を動かす運動をしなくなりがちです。
また知らぬ間に白癬(水虫)や、陥入爪など爪の障害が進行する場合があります。
痛みや痒みを感じる場合には、しもやけが生じることもあります。
入浴や着替え時などには、素足の状態でご自身の足を見つめてください。
なお足趾を動かすことは筋肉の収縮を促し、冷え性や足の変形(外反母趾など)の予防につながりますので、寒い時期こそおすすめです。
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