正しい姿勢を幼少期から身につけましょう:周囲の指導が大切です
かつての学校では授業中や集会にて姿勢の指導がよく行われており、例えば「気をつけ」の姿勢が維持できない児童や生徒を指導する教師の姿が頻繁に見られました。
しかし最近は時間などに余裕がなく、当院を受診する小児に尋ねても姿勢の指導を受けた記憶がない、とよく返答されます。
これは家庭内でも然りです。先生や親に子の姿勢を指導する時間的心理的余裕がないことが一因と考えられます。
学校の運動器検診で脊柱側湾症を指摘されるものの、実際には姿勢が悪いだけ、そもそも体幹を真っ直ぐにする慣習がない、という例が頻繁にあります。
例えば猫背の持続は低年齢からの肩こりを惹起します。また体幹が真っ直ぐではないと、筋肉骨格に限らず、呼吸機能など内臓の健全な成長が阻害されます。
上述の脊柱側湾症など特段の事情がなければ、小児が正しい姿勢を身につけるための指導を周囲の大人が行うことは大変重要です。どうか今一度、ご指導をよろしくお願いします。
概して小児は、指導したことの習得が早く、姿勢改善の習慣は早期に得られやすいと言われていますが、それが難しい原因がある(と疑われる)場合や、検診で側湾症などが疑われた場合にはぜひ整形外科を受診してください。

