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2026年9月13日 (日)

X線(レントゲン)写真撮影について:複数枚撮影が基本です

整形外科診療に不可欠なX線(レントゲン)写真撮影ですが、撮影部位や方法をどのように決めているか、をお話しします。

 

撮影の目的は骨折や変性など骨の変化のみならず、広い視野で体のバランスを確認したり、筋肉や皮下組織などとの関係性を確認することにあります(骨だけを写しているのではありません)。

よって撮影時の患者さんの姿勢は立っていたり台の上に横たえていたり、状況により異なります。

股関節や膝関節など、立って体重をかけて撮影して初めて初期の変形が確認できる場合があります。

 

撮影枚数についても、撮影の方向やX線の角度によって写り方が異なるため、一部位につき最低二枚必要です。

転位(ずれ)を伴わない骨折の確認のため、三枚以上の撮影を要する場合は珍しくありません。

頚椎や腰椎、関節について、姿勢や関節を曲げる角度を変えて撮影することで、変化が確認できる場合があり、その際も三枚以上の撮影が望ましいです。

 

撮影頻度については、骨折の場合、受傷後間も無くは患部の安定性が不十分なため、週一回程度の撮影が望ましいです。

変形性関節症などの変性疾患については頻繁には撮影しませんが、数年単位で変化が現れる場合が珍しくありません。

また骨粗鬆症に起因する背骨の圧迫骨折は無症状で発生する場合が多いため、診察時に変化が疑われる場合には撮影をお勧めしています。

 

状況を問わず、診断にはX線写真のみならず、問診や診察所見、必要ならば超音波をはじめとする他の画像検査などを総合することが不可欠です。

CTやMRIなどにも言えることですが、まず画像検査ありきではありません。

診察した上で診断や治療を進めていく、ということをご理解お願いします。

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