痛みのある部位は目視確認を
整形外科では痛みを主訴に受診される方が多く、患部が赤く腫れるなどの外見的変化を伴う場合が多いですが、腰痛やいわゆる神経痛などの場合は、外見的変化を伴わない場合が多いです。
逆に胸部や腹部、二の腕、臀部から大腿など、ご自身では目視確認しにくい部位の症状の場合、皮膚など外見変化に気づきにくいです。
日常の診療で時々遭遇するのが帯状疱疹の皮膚変化ですが、他には神経痛かと思ったら実は肩など関節が腫れていた、といった場合もあります。
痛みなどの症状がある場合、特に外傷のような明確な機序を伴わずに発症した場合には、腫れて赤くなっていないか、皮膚に変化が生じていないか、などをまずご確認ください。ご自宅の姿見(鏡)をご利用ください。
スマートフォンなどのカメラを利用して、着衣では確認しにくい部位について、あるいは時間経過による変化を写真に残しておくのは大変有効です。